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「秋の高山祭」10月9・10日に催行 宵祭は5年ぶり〜

2024年10月13日

「秋の高山祭」が10月9・10日催行されました。

宵祭 大八台

日頃から連写はしないと心がけている比呂池ですが、調子に乗って2日間で1600枚以上も撮ってしまいました。画像の一部が出来上がったのでアップします。

9日午前中は、前日からの雨が上がり切らず、屋台が出たのは午後から。

秋の高山祭
2/20 9日朝 境内での獅子舞

秋の高山祭
3/20 9日お昼 布袋台からくり奉納 今にも雨が降りそうで桜山日光館の軒下で

秋の高山祭
4/20 9日午後 表参道に曳き揃えられた屋台

秋の高山祭
5/20 9日午後 屋台曳き回しの神楽台

9日宵祭は、2019年に開催され以降、2年間コロナで中止、その後2年は雨で中止、待ちに待った5年ぶりの開催となりました。

秋の高山祭
6/20 9日宵祭 先頭を進む神楽台

秋の高山祭
7/20 9日宵祭 仙人台

秋の高山祭
8/20 9日宵祭 宝珠台

秋の高山祭
9/20 9日宵祭 大八台

秋の高山祭
10/20 9日宵祭 神馬台

10日は、晴れの特異日でもあり、とってもいい天気となりました。

秋の高山祭
11/20 10日 祭提灯が並ぶ古い町並

秋の高山祭
12/20 獅子舞の皆さん

秋の高山祭
13/20 闘鶏楽の皆さん

秋の高山祭
14/20 10日 古い町並を進む行神台

秋の高山祭
15/20 10日 古い町並を進む鳩峯車

秋の高山祭
16/20 10日 表参道を進む鳩峯車

秋の高山祭
17/20 10日 表参道を進む金鳳台

秋の高山祭
18/20 豊明台の彫刻

秋の高山祭
19/20 行神台の彫刻

秋の高山祭
20/20 10日 表参道に引き揃えられた屋台

撮影した画像の1/10も処理が進んでいないので、「今年中には何とか・・・」と思う比呂池でした。

  
タグ :秋の高山祭

「秋の高山祭」ユネスコ無形文化遺産 祭屋台が表参道に引き揃え

2023年10月10日

秋の高山祭 大八台
表参道に入ってきた「大八台」
10月9日・10日と秋の高山祭が催行されました。

秋の高山祭 鳩峯車
古い町並みを進む「鳩峯車」
高山市街地の北半分の氏神様である櫻山八幡宮の例祭です。

秋の高山祭 鳳凰台
表参道に入ってきた「鳳凰台」
2日間とも雨がちの天気で、予定されていた行事はほとんど中止となりました。

秋の高山祭 鳳凰台
「鳳凰台」の見送り幕
幸いにも、10日午前中は青空が出て、表参道に祭屋台が引き揃えられました。

秋の高山祭
表参道を進む「左:鳳凰台」「右:豊明台」
11台の祭屋台は国の重要有形民俗文化財に指定され、

秋の高山祭 金鳳台
表参道に入ってきた「金鳳台」
山・鉾・屋台行事のひとつとしてユネスコ無形文化遺産にも登録されています。

秋の高山祭 金鳳台
表参道を進む「金鳳台」

秋の高山祭
「左:金鳳台」「右:豊明台」

秋の高山祭 大八台
表参道を進む「大八台」

秋の高山祭 仙人台
表参道に入ってきた「仙人台」

秋の高山祭 仙人台
表参道を進む「仙人台」

秋の高山祭 仙人台
屋根が高くなった「右:仙人台」
祭屋台は移動時は安定性や上空の電線を避けるため屋根を低くしています。
定位置につくと屋根を上げスマートなイメージになります。

秋の高山祭 御神幸
御神幸(祭行列)
中央右の鳳輦(神輿みたい)に神様が乗って町を巡ります。
ただ、観光客はその意味がわかっていない様子です。

秋の高山祭
「中央:豊明台」「右:仙人台」
青空が広がり雲が流れいい感じです。祭屋台と空を適正露出で写すため日中シンクロしました。

秋の高山祭 大八台
大八台シスターズ(たぶん?)
妹さんのホッペにステッカー 気合い入ってます!

秋の高山祭 獅子舞
境内絵馬殿で行われた獅子舞

秋の高山祭 金鳳台
9日の宵祭は開始間近に雨で中止となりましたが、金鳳台組の皆さんはやる気満々だったようで、下一通りを行ったり来たりしていました。

秋の高山祭 御旅所
夜の御旅所
神様は、10日朝に神社を出発し町を巡り、お昼は御旅所で休み、午後からまた町を巡って神社に帰られます。

2019年以来の「宵祭」が撮れなかったことがとっても残念です。
2019年:撮影
2020年:コロナ中止
2021年:コロナ中止
2022年:雨中止
2023年:雨中止
今年は2日間とも雨の予報でしたが、「引き揃え」が撮れただけでもラッキーとしなければならない比呂池でした。
  

春の高山祭 【夜祭】6年ぶり 大阪弁ビームの嵐の中で・・・

2023年4月23日

春の高山祭 【夜祭】

皆さんお待ちかねの 春の高山祭 【夜祭】の画像をアップします。

春の高山祭 【夜祭】
先頭は獅子舞です。

比呂池は、本町通り 筏橋(いかだばし)西交差点で、夜祭スタート2時間前にスタンバイし最前列をゲットしました。

春の高山祭 夜祭
神楽台

今回撮影の秘密アイテムとして、超〜広角15mmシフトレンズを持ち込みました。

春の高山祭 夜祭
三番叟

屋台は比呂池よりも背が高く、屋台全体を写そうとカメラを上に向けると、屋台上部が小さく(上すぼまり)写ります。

春の高山祭 夜祭
石橋台

レンズを上方にシフトすると、屋台上部の上すぼまりが補正され、垂直に近い状態で写ります。

春の高山祭 夜祭
龍神台

垂直に近い状態で写ると、屋台の存在感がアップします。

春の高山祭 夜祭
鳳凰台

撮影途中、大阪弁ビームの嵐を発射しまくるオバちゃん(たぶん)が、比呂池の背後にピタッとつきました。

春の高山祭 夜祭
麒麟台

オバちゃん(たぶん)は、大阪弁ビームの嵐を発射しまくって、すぐ前の人を排除し、次第に最前列に到達する作戦のようです。

春の高山祭 夜祭
青龍台

比呂池は、オバちゃん(たぶん)の発射しまくる大阪弁ビームの嵐の中、集中力を切らさず撮影を続けました。比呂池もクリップオンストロボビームを発射しながらの撮影です。

春の高山祭 夜祭
五台山

途中でバスの出発時間が近づいたようで、大阪弁ビームの嵐を発射しまくるオバちゃん(たぶん)は帰って行きました。

春の高山祭 夜祭
琴高台

(たぶん)と書いたのは、振り返って大阪弁ビームの嵐を発射しまくるオバちゃん(たぶん)の顔を見る勇気がなかったからです。

春の高山祭 夜祭
崑崗台

屋台行列が交差点を通過すると、比呂池は安川通りへ移動しました。

春の高山祭 夜祭
安川通りを進む 石橋台・三番叟

春の高山祭 夜祭
鳳凰台の見送り幕

春の高山祭 夜祭
古い町並を進む 龍神台

春の高山祭 夜祭
龍神台の見送り幕

夜祭は、21時終了の予定でしたが、22時を過ぎても蔵に戻らず動いている(俳諧している?)屋台が何台もあり、
6年ぶりの夜祭を皆さん満喫している様子でした。

次の秋の高山祭の撮影には「耳栓」も準備しようと思う比呂池です。

関連記事:

  

皆さん待ちわびた!春の高山祭 4月14日・15日催行

2023年4月21日

皆さんが待ちわびた 春の高山祭(山王祭)が、4月14日・15日催行されました。

 春の高山祭

高山祭の屋台行事はユネスコ無形文化遺産に登録されています。
15日は雨で屋台は蔵で待機でしたが、14日の昼と夜祭は屋台が曳き揃えられました。

春の高山祭 中橋にならぶ屋台
中橋に並ぶ祭屋台
左から 三番叟・石橋台・龍神台
3台並んだと思いましたが、1分たたない内に龍神台が移動・・・

春の高山祭
中橋を渡る 青龍台
例年より早く咲いた桜はなんとか持ちました。

春の高山祭
古い町並を進む 龍神台


陣屋前広場では、からくり奉納がおこなわれました。

春の高山祭
三番叟のからくり

春の高山祭
お面をつけます

春の高山祭
石橋台のからくり

春の高山祭
美女が獅子に変身し大暴れ!

春の高山祭
龍神台のからくり

春の高山祭
酒乱の老人を壺に入れ捨てたところ・・・龍神に変身し大暴れ!

春の高山祭
中橋を渡る大國台

雨とコロナの影響で2017年以来6年ぶりに行われた「夜祭」は次のブログでアップします〜

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「春の高山祭屋台 & 臥龍桜」画像を「ひだホテルプラザWeb」に採用いただきました。

2023年 3月14日

春の高山祭屋台 臥龍桜

「ひだホテルプラザ」さんのWebサイトTopページに、「春の高山祭屋台」「臥龍桜」の画像を採用いただきました。ありがとうございます~

【公式】飛騨高山温泉 ひだホテルプラザ
【公式】飛騨高山温泉 ひだホテルプラザ
https://www.hida-hotelplaza.co.jp/

春の高山祭 中橋にならぶ屋台
春の高山祭 中橋にならぶ屋台
4月14・15日開催 あと1ヶ月となりました。
今年は満開の桜との共演が見られるでしょうか!

臥龍桜
臥龍桜
エドヒガンザクラ 樹齢1100年 高山市一之宮町

春の高山祭 夜祭の屋台
春の高山祭 夜祭の屋台
多くの提灯を灯した屋台が引かれる様子は幻想的
  

宵祭が中止でも撮りた〜い! 秋の高山祭 夜の古い町並 

2022年10月11日

秋の高山祭「宵祭」(10月9日夜)は雨で中止となりました。

秋の高山祭 夜の古い町並

あきらめきれない比呂池は、夜の古い町並の撮影に行ってきました。

秋の高山祭 夜の古い町並
表参道
本来ならば、ここから多くの提灯を灯した祭屋台が出発するはずでした・・・

秋の高山祭 夜の古い町並
大新町の古い町並

秋の高山祭 夜の古い町並
獅子舞が行われていました。
宵祭は中止ですが、獅子舞をするお宅を順に回っているようです。

秋の高山祭 夜の古い町並
祭提灯が灯り、雨で濡れた道路が反射しいい感じです。

秋の高山祭 夜の古い町並
大新町の古い町並

秋の高山祭 夜の古い町並
祭屋台が多くの提灯を灯し、この美しい町並みを巡る様子を撮れないなんて・・・

2019年 秋の高山祭 宵祭
次回に期待です!
2019年 秋の高山祭の様子はこちら
https://hiroike.hida-ch.com/e1041391.html
  

見事成功! 布袋台のからくり奉納 秋の高山祭

2022年10月10日

10月9日・10日は、皆さん待ちに待った「秋の高山祭」
布袋台からくり 秋の高山祭

9日お昼に行われた「布袋台のからくり奉納」を撮ってきました。

布袋台からくり 秋の高山祭
2体の唐子が順番に、綾(あや)(ブランコ)を渡って布袋さまに乗り移る、離れからくりです。

布袋台からくり 秋の高山祭
布袋さまが、最初の唐子にブランコを渡るよううながします。

布袋台からくり 秋の高山祭
ブランコを渡り始めました。

布袋台からくり 秋の高山祭
時々、布袋さまが舌を出します。

布袋台からくり 秋の高山祭
布袋さまの上まできて・・・

布袋台からくり 秋の高山祭
見事に肩に乗りました。

布袋台からくり 秋の高山祭
2番目の唐子にブランコを渡るよううながします。

布袋台からくり 秋の高山祭
ブランコを渡り始めました。

布袋台からくり 秋の高山祭
右腕の上まできて・・・

布袋台からくり 秋の高山祭
見事に右腕に乗りました。

布袋台からくり 秋の高山祭
布袋さまは軍配を持ち上げ・・・

布袋台からくり 秋の高山祭
「和光同塵」の旗がひるがえり、見事成功!

「和光同塵」とはーコトバンク


布袋台 秋の高山祭
次代を担う若者たち

布袋台 秋の高山祭
  

春の高山祭 2年ぶり 雨の合間に祭屋台が出動 2/2

2022年4月16日

前回に続き、春の高山祭 のアップです。

春の高山祭
龍神台と満開の桜

 
春の高山祭
左:龍神台 右:青龍台
満開の桜と祭屋台が撮れたことに感謝! もう1台並んでいただけると最高ですが


春の高山祭
石橋台


春の高山祭
祭提灯が飾られた民家 組や町内により提灯の形やデザインが違います。


春の高山祭
御旅所での獅子舞


春の高山祭
石橋台



左:青龍台 右:龍神台


春の高山祭
御旅所での闘鶏楽


春の高山祭
混雑する祭区域で人力車にご乗車のまま、満開の桜と中橋上の祭屋台をスマホにおさめる羨ましいご身分のご婦人方 高山祭を満喫されていることと伺えます。


春の高山祭
方向転換をする龍神台


春の高山祭
古い町並を進む恵比須台


春の高山祭
古い町並を進む龍神台

夜祭が撮れなかったことは、とっても残念ですが来年に期待する比呂池でした。


  

春の高山祭 2年ぶり 雨の合間に祭屋台が出動 1/2

2022年4月15日

春の高山祭が、4月14日・15日、2年ぶりに開催されました。

春の高山祭
左:青龍台 右:石橋台


残念ながら両日とも天候が悪く、行事の多くが中止となりました。

春の高山祭
中橋を渡る石橋台


しかし、雨の合間をぬって蔵から祭屋台が出され、満開の桜との共演を撮ることができました。

春の高山祭
古い町並を進む龍神台


春の高山祭
左:青龍台 右:石橋台


春の高山祭
石橋台のからくりを待つ皆さん


春の高山祭
石橋台のからくり


春の高山祭
御旅所での獅子舞


春の高山祭
御旅所での闘鶏楽


春の高山祭
古い町並を進む恵比須台


春の高山祭
さんまち通りの龍神台


春の高山祭
前:青龍台 奥:石橋台

比呂池も2年ぶりとあって、たくさん撮影したので、2回に分けてアップします。


  

放置状態の「秋の高山祭」屋台画像 レタッチがやっと完成(2/2)

2020年1月26日

今回は、宵祭画像のレッタチ方法の概要を説明します。


① JPEG撮って出し   ② RAW現像後   ③ Photoshop完成後

「JPEG撮って出し」でも十分に美しい画像ですが、屋台の明るさと鮮やかさをアップさせたいところです。

提灯は、昔はロウソクでしたが、近年LEDになりました。布袋台の提灯は黄色が強いので、後ろの屋台のような黄色をおさえた色味にしたいと思います。

レッタチの方向
1 屋台(赤色・金色)を明るく鮮やかに
2 提灯の黄色をおさえる
3 明るさの順番 提灯 > 屋台 > 背景
レッタチの方向性・着地点を決めておかないと、途中で何をやっているのかわからなくなります。


おことわり:レタッチの詳細な操作はブログではとても表現できず、概略の説明となります。


RAW現像


ポイント
1 色温度・色かぶりを適切に
2 明るい部分を抑えめに・暗い部分を明るめに
3 可能な範囲でノイズ低減

RAW現像では細かい部分の補正はできないので画像全体を大まかに調整します。
詳細な部分や最終的な補正は、Photoshopで行います。

オレンジフィルターをストロボにつけ色温度を下げたことで、画面全体が暖色系なので、ホワイトバランスの調整は比較的楽にできます。
オレンジフィルターのありがたさが実感できます。



Photoshopでの処理

◯ 1枚の背景画像だけでは補正作業がやりにくいので、メインの被写体(屋台)・補正の大きい被写体(提灯)を、選択し別レイヤーにする。
◯ 手前の被写体を上段のレイヤーにする。
◯ 各レイヤーと背景に明暗色調補正をし、画像を完成させる。



画像が重なっている部分は、上のレイヤーの画像がモニターに表示されます。
レイヤーの白い部分は透明で、下の画像がモニターに表示されます。
レイヤーが分かれると、そのレイヤーだけに明暗色調補正を適用することができます。背景にも適用できます。

例1:レイヤー2・3の屋台を明るく補正すると、モニターには、背景の明るさは変わらず、屋台だけが明るく表示されます。

例2:提灯の補正
レイヤー1に黄色をおさえる補正をしても、レイヤー2・3・背景には影響がでません。
レイヤーを作らず背景で提灯の補正をしようとすると、都度 提灯を選択する作業をしなければならず、とてもたいへんです。

被写体をレイヤーに変換する作業を以下でご紹介します。


被写体の選択→レイヤー(屋台)

最近は自動選択ツールの精度が向上し、クリック1発で選択OKの場合もありますが、屋台はそうはいきません。

以前は各種の自動選択ツールを駆使して選択しようとして、結局上手くいかずイライラがつのりましたが、最近はいさぎよく手動でパスを描いています。


ペンツールで屋台の輪郭にパス(シアン色)を描きます。
中窓部分や後ろの屋台との境目も丁寧に描きます。
夜空と黒い屋根の境界は見えませんが想像で描く部分もあります。

この作業が1〜2時間くらいかかります。
集中力が必要で1台処理するだけで比呂池はヘトヘトです。



描いたパスを選択範囲(点線)に変換し、



レイヤー / 新規 / 選択範囲をコピーしたレイヤー
ショートカットは「 ⌘ J 」

これで屋台のレイヤーが作成されました。
もう1台の屋台も同様の作業をします。

一つ処理が終わったらPSD形式ファイルで上書き保存しておきましょう。


被写体の選択→レイヤー(提灯)


提灯はクイックマスクを使用し選択しました。

クイックマスクモードにし、ブラシの直径・硬さを調整し、選択したい部分を塗り(黄緑色)、選択範囲に変換。

⌘ J で別レーヤーに


被写体の選択方法を2つ紹介しましたが、選択範囲を作る方法は数多くあり、比呂池もすべては把握していません。しかし、選択方法のバリエーションを広げることが、Photoshopの上達につながります。

今日の格言:「選択範囲を制する者はPhotoshopを制する!」



被写体を複数のレイヤーに分けることができたら、全体の6割位まで作業が進んだイメージです。

PSD形式ファイルで上書き保存しておきましょう。



レイヤーパネルの表示も、画像の並びと同じです。
わかりやすいように、提灯と屋台の文字を入れました。



明暗色調補正

例1:レイヤー2 屋台1を明るくする場合

補正をしたいレイヤー(レイヤー2 屋台1)を選択します。



「トーンカーブ」のパネルを開く
① 下中央「下向き矢印白四角」をクリック
② トーンカーブで明るさ補正


レイヤー2 屋台1の上に、トーンカーブが乗ります。

トーンカーブレイヤーの左側に「下向き矢印」が表示され、トーンカーブはすぐ下のレイヤー2 屋台1に適用されたことを表しています。

トーンカーブパネル①「下向き矢印白四角」の選択をせずにトーンカーブを補正すると、下のすべてのレイヤーと背景に補正が適用されてしまいます。



例2:レイヤー1 提灯の黄色をおさえる場合

レイヤー1 提灯を選択し、トーンカーブパネルを出します。

ブルーチャンネルを選択し、トーンカーブを上げると、青色の補色である黄色は弱くなります。



それでもまだ黄色が強かったので、特定色域の選択パネルを開き、
イエロー系
イエローをマイナス(弱く)
ブラックをマイナス(イエローを明るく)
しました。



黄色を明るくする補正を2つしたので、提灯の文字の黒色が薄くなりました。
文字を黒くするために、特定色域の選択パネルを開き、ブラック系
ブラックをプラス


上記の作業を繰り返し、各レイヤーに対して適切な明暗色調になるまで補正をします。
また、最初に分けたレイヤーを更に分けないとうまく補正できない時もあります。




色調補正をスムーズに進めるためには、色相環や補色を理解する必要があります。

色相環の反対側が補色

R(赤)を強くする場合
1 Rを強く
2 Cを弱く
3 MYを強く
4 BGを弱く



マスク

口と鼻をおおうマスクと同じですが、Photoshopのマスクの色は、白←グレー→黒です。

屋台全体は少し暗いので、トーンカーブで明るく補正したいと思います。
しかし、提灯の中心から下部は中にライトがあり明るいので、明るく補正はしたくありません。

マスクで補正したくない部分を黒く塗るほど補正が適用されなくなります。
・白い部分は補正適用
・グレーが濃くなるほど補正適用が小さく
・黒い部分は補正適用されない

左から2番めの提灯は暗めで、明るく補正してもよいため、黒く塗ってありません。

マスクは本来、白←グレー→黒なのですが、画像との位置関係がわかるよう半透明の画像を重ねています。


レイヤーパネル トーンカーブ 赤点線四角内の
白四角がマスクで、中心付近(明るい提灯)が黒く塗ってあります。

option(alt)+白四角マスク クリックで、マスクが画像上に表示されます。



ひとつのレイヤーに対し、最低でも2〜3の明暗色調補正をすると、しだいにレイヤーパネルはすごいことになってきます。

名称をしっかりつけておかないと、どこがなんだかわからなくなります。



ひとつの被写体に関係するレイヤーとその補正を複数選択して、フォルダ(赤四角)をクリックすると、それらがひとつのフォルダに入り、レイヤーパネルが整理されます。

フォルダの右側>をクリックすると、フォルダが展開し、補正の再調整ができます。

完成したPSD画像は、レイヤーが複数あり、容量は200MBオーバーです。外付けHDに保存し、JPEG等の軽いデータに変換して使用しましょう。



秋の高山祭
今回紹介した、被写体をいくつかのレイヤーに分けて、各々のレイヤーに明暗色調補正を加えるレタッチは、商品撮影画像ではごく一般的に行われる方法です。

また、高山祭屋台に今回の方法を使っている方が他にみえるかどうかはわかりません。
クリック1発でもっと美しくなる方法をご存知の方は、ぜひ比呂池にお教えください。

レタッチの詳細はブログではとても表現できず、概略の説明となってしまったことをお詫びいたします。特にマスクの説明は、比呂池本人も何を書いているのかわからない???くらいです。

比呂池写真事務所では、高山祭屋台画像の販売を始め、Photoshopの個別レッスンも承ります。
ブログでは意味不明???ですが、実際にパソコン操作しながらお聴きいただければ難しくはありません。

皆さまからの、お問い合わせや申し込みをお待ちしています。

参考記事