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GITZO(ジッツオ)のメンテナンス フランス製三脚

2015年6月14日

GITZO三脚

GITZO(ジッツオ)は高品質な三脚&雲台で世界的に有名です。1917年アルセーヌ・ジッツホーベンによりフランスで設立されました。当初はカメラや関連製品を製造していましたが1950年代から三脚が加わりました。現在はVitecグループ傘下でイタリアを生産拠点とし、日本ではマンフロットが輸入販売しています。


比呂池がこのGITZOを購入したのは1997年で、18年が経過しました。

それまでは国産の安価な三脚を使用していましたが購入後1〜2年で壊れていました。

GITZOを購入する際、カメラ店のおやじさんから「一生モノ」だよと言われたのを覚えています。




最近、細かいホコリがロックナットやネジの内部に入り動きが鈍くなっているので、久しぶりにメンテナンスしました。

GITZO三脚
↑ バラした状態 かなりの数の部品です。

GITZO純正グリス
↑ GITZO純正グリス

ロックナットやネジの部分を乾拭きし汚れを取り、その後グリスアップします。グリスの量はごくわずかでOKです。

内部には金属の毛羽立ちがありケガをしないよう注意が必要です。

また、バラすのはいいけど組み立てに不安のある方は、メーカーに点検修理に出しましょう。



最近のGITZOは、「アンチレッグローテーションシステム」(脚の空回り防止機能)がついていて、ロックナットを操作する順番は関係ありませんが、

古いGITZOは「締める時は元側のロックナットから」「緩める時は先端のロックナットから」という「儀式」がありました。


「儀式」説明図
↑「儀式」の説明図


じつは比呂池の通っていた写真学校でも古いGITZOを使用しており、この「儀式」が理解できず、GITZO=儀式=スタジオ撮影 でスタジオ撮影が嫌いになった学生が多くいました。

新しいGITZOを持っている人は上の説明図を見ても意味がわからないと思うので、古いGITZOを持っている人に借りて試してください。「アンチレッグローテーションシステム」の素晴らしさを再確認できます。

ちなみに、国産メーカーの多くは使う人に配慮して以前から「脚の空回り防止機能」がついています。



YouTube > hiroike
↑ メンテナンスがしっかりしてあると、伸ばした三脚のロックナットをすべてゆるめ脚を上に向けると、内部の空気がス〜ッと抜け脚の自重でゆっくりと収縮します。
これはかなり気持ちいいです。
(人によってはこの空気が抜ける時間がもどかしいとの理由でGITZOが大嫌いな人もいます。)


商品撮影は比呂池写真事務所へ 「儀式」が必要なGITZOで撮影いたします。
お問い合わせはこちら http://hiroike.hida-ch.com/c54776.html

【おことわり】比呂池写真事務所では、三脚をはじめ機材の修理はうけたまわっておりません。

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