夕陽に染まる笠ヶ岳 Photoshop新機能「カラーグレーディング」でイメージどうりに! いやイメージ以上に!!
2021年2月28日
比呂池が画像処理でいつもお世話になっている Adobe Photoshop
昨年末にアップデートされ、 Camera Raw の新機能「カラーグレーディング」が追加されました。

シャドー・中間・ハイライト別に色合い調整ができますが、どのような画像に使うと効果的なのかよくわかりませんでした。

しかし、いろいろと試してるうちに、使えそうな画像があったので、今回ご紹介します。
奥飛騨温泉郷 平湯から撮った夕陽が当たる「笠ヶ岳」です。

比呂池(他のカメラマンも)の眼には思い込みが強く作用し、白い雪面が夕陽で真っ赤に染まり、陰は濃い青色、美しいコントラスト、感動にひたりながら、露出やフレーミングを変えて、夕陽が沈むまで何十カットも撮ってしまいました。
しか〜し、
帰宅しPCモニタで画像を見ると、夕陽が当たった雪面はそれほど赤くなく、シャドーの青もそれほどでなく、なぜあんなに夢中にシャッターを切ったのか、いつものことながら自己嫌悪におちいります。
それを救ってくれるのが「カラーグレーディング」
Camera Raw の処理
夕陽の赤さを調整するのに色温度を調整しますが、今回の画像はその設定に迷います。

色温度「5300」(高め)
夕陽があたる雪面は赤黄色が増しイメージに近くなりますが、全体的にも赤黄色が増し、夕陽が当たる雪面と陰のコントラストがイマイチです。

色温度「4500」(低め)
陰の青色が強くなりイメージに近くなりますが、夕陽が当たる雪面は白くなり、昼間に撮ったようです。
日向と日陰で適切な色温度が違うことが要因です。
今まで比呂池は、
陰が青くなるよう全体の色温度を設定(低め)し、夕陽が当たる雪面を、ブラシで部分選択、色温度補正(高めに)していましたが、雪面の形が複雑で微妙なグラデーションがあると、お手上げ状態でした。
今回は、とりあえず、色温度は上記の中間くらいに設定し、他項目は通常の処理をして「カラーグレーディング」へ

夕陽が当たる雪面の補正
ハイライト:赤方向へ
陰の雪面・空の補正
中間調:青方向へ
陰の補正
シャドウ:青方向へ
カラーサークル下のスライダーで明るさ調整

数秒の操作で、雪面が夕陽に真っ赤に染まるイメージ通り(イメージ以上)の笠ヶ岳ができあがりです。
シャドウを青くすることによって、夕陽が当たる赤い雪面がいっそう際立ちます。
そうです。撮っていたのはこの笠ヶ岳です!(比呂池心のさけび)
続いて、
Photoshopを展開し、
空が少し明るいので、

「選択範囲」
「空を選択」
これも今回アップデートの新機能

突き出た針葉樹の葉を除いて、一発で空が選択されました。

トーンカーブで空を少し暗く調整します。

今後、ブログやSNSで、朝陽や夕陽で真っ赤に染まる雪山の画像が出てきたら、
比呂池また「カラーグレーディング」使ってるな〜と思ってください。
比呂池が画像処理でいつもお世話になっている Adobe Photoshop
昨年末にアップデートされ、 Camera Raw の新機能「カラーグレーディング」が追加されました。

シャドー・中間・ハイライト別に色合い調整ができますが、どのような画像に使うと効果的なのかよくわかりませんでした。

しかし、いろいろと試してるうちに、使えそうな画像があったので、今回ご紹介します。
奥飛騨温泉郷 平湯から撮った夕陽が当たる「笠ヶ岳」です。

比呂池(他のカメラマンも)の眼には思い込みが強く作用し、白い雪面が夕陽で真っ赤に染まり、陰は濃い青色、美しいコントラスト、感動にひたりながら、露出やフレーミングを変えて、夕陽が沈むまで何十カットも撮ってしまいました。
しか〜し、
帰宅しPCモニタで画像を見ると、夕陽が当たった雪面はそれほど赤くなく、シャドーの青もそれほどでなく、なぜあんなに夢中にシャッターを切ったのか、いつものことながら自己嫌悪におちいります。
それを救ってくれるのが「カラーグレーディング」
Camera Raw の処理
夕陽の赤さを調整するのに色温度を調整しますが、今回の画像はその設定に迷います。

色温度「5300」(高め)
夕陽があたる雪面は赤黄色が増しイメージに近くなりますが、全体的にも赤黄色が増し、夕陽が当たる雪面と陰のコントラストがイマイチです。

色温度「4500」(低め)
陰の青色が強くなりイメージに近くなりますが、夕陽が当たる雪面は白くなり、昼間に撮ったようです。
日向と日陰で適切な色温度が違うことが要因です。
今まで比呂池は、
陰が青くなるよう全体の色温度を設定(低め)し、夕陽が当たる雪面を、ブラシで部分選択、色温度補正(高めに)していましたが、雪面の形が複雑で微妙なグラデーションがあると、お手上げ状態でした。
今回は、とりあえず、色温度は上記の中間くらいに設定し、他項目は通常の処理をして「カラーグレーディング」へ

夕陽が当たる雪面の補正
ハイライト:赤方向へ
陰の雪面・空の補正
中間調:青方向へ
陰の補正
シャドウ:青方向へ
カラーサークル下のスライダーで明るさ調整

数秒の操作で、雪面が夕陽に真っ赤に染まるイメージ通り(イメージ以上)の笠ヶ岳ができあがりです。
シャドウを青くすることによって、夕陽が当たる赤い雪面がいっそう際立ちます。
そうです。撮っていたのはこの笠ヶ岳です!(比呂池心のさけび)
続いて、
Photoshopを展開し、
空が少し明るいので、

「選択範囲」
「空を選択」
これも今回アップデートの新機能

突き出た針葉樹の葉を除いて、一発で空が選択されました。

トーンカーブで空を少し暗く調整します。

今後、ブログやSNSで、朝陽や夕陽で真っ赤に染まる雪山の画像が出てきたら、
比呂池また「カラーグレーディング」使ってるな〜と思ってください。
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