比呂池写真事務所 › 風景&町並み

桜から新緑へ 川はすでに夏色 奥飛騨温泉郷

2022年5月1日

新穂高 中尾橋

高山市 奥飛騨温泉郷では、桜から新緑の季節に変わろうとしています。

奥飛騨

ここ数日でいっせいに若葉が芽吹き、柔らかな色合いです。

平湯大滝
平湯大滝
シャッタースピード:1/3200
汗ばむ様な陽気になると高速シャッターで水を撮りたくなります。

栃尾 洞谷流路工
栃尾 洞谷流路工
幅いっぱいに水が流れる様子は壮観

栃尾 洞谷流路工
八重桜が開花

栃尾 洞谷流路工
シャッタースピード 左:1/2500 右:1/4
シャッタースピードの違いで水の表情が変わります。

栃尾 洞谷橋
栃尾 洞谷橋

新穂高 中尾橋からの槍ヶ岳
新穂高 中尾橋からの槍ヶ岳
前日の雨で水量は豊か、川はすでに夏色です。  

奥飛騨温泉郷の桜が見頃 槍ヶ岳と桜を一緒に撮りたい〜

2022年4月26日

奥飛騨温泉郷の桜

高山市 奥飛騨温泉郷でも桜が見頃を迎えています。

奥飛騨温泉郷

奥飛騨温泉郷は5つの温泉地の総称で、
桜の開花は、標高が低い(と言っても標高800m)「栃尾温泉」から始まり、
北東方向へ→「新穂高温泉」
南東方向へ→「新平湯温泉」→「福地温泉」→「平湯温泉」へと上がっていきます。
標高差が大きいので、ゴールデンウィークを過ぎてもどこかで桜が楽しめます。

奥飛騨温泉郷の桜
桜と新緑が山をかけ上がる様子

奥飛騨温泉郷の桜
福地温泉 ゆりみ橋

奥飛騨温泉郷の桜
新穂高温泉 中尾温泉

奥飛騨温泉郷の桜
新穂高温泉 鍋平園地駐車場
満開の桜と錫杖岳(標高2168m)

奥飛騨温泉郷の桜
新穂高温泉 鍋平園地駐車場
満開の桜と笠ヶ岳(標高2898m)

奥飛騨温泉郷の桜
新穂高温泉 鍋平園地駐車場
満開の桜と焼岳(標高2455m)

奥飛騨温泉郷の桜
新穂高温泉 鍋平園地駐車場
葉の色が桜餅の葉の色と同じです。撮影していて思わず「おいしそう〜」とつぶやく比呂池でした。

奥飛騨温泉郷の桜
新穂高温泉 中尾公民館付近
満開の桜と焼岳(標高2455m)

奥飛騨温泉郷の桜
新穂高温泉 中尾橋
槍ヶ岳(標高3180m)と桜
蒲田川の流れも春らしくなってきました。

槍ヶ岳と奥飛騨温泉郷の桜
新穂高温泉 中尾橋
マイカーを使用し下車徒歩数十歩で、桜と槍ヶ岳(それなりの大きさで)を同じフレームに入れて撮れる場所は、日本広しといえども、ここだけではないでしょうか?  

春の妖精カタクリ 高山市清見町の群生地で見頃

2022年4月24日

カタクリ 高山市清見町

春の妖精とよばれる「カタクリ」が、高山市清見町大原の群生地で見頃を迎えています。

カタクリ 高山市清見町

先日、郡上市明宝でハナモモを撮った帰りに寄ってみました。

カタクリ 高山市清見町

例年はゴールデンウィーク近くに見頃を迎えますが、今年は少し早いようです。

カタクリ 高山市清見町

カタクリ自体が小さく、うつむいて咲いているので、背中や腰を丸めてカメラを地面近くに構えて撮らなければならないので、とってもたいへんです。

カタクリ 高山市清見町
↑スマートホンで撮影
スマホのレンズは端についており、逆さまにして地面ギリギリまで下げれば、花を正面から撮れます。
また、被写界深度が深いので周囲の状況が分かりやすくなります。

カタクリ 高山市清見町

今シーズンは、下段(車道沿い)もきれいに咲いていたので、ピントは手前のカタクリへ、遊歩道を歩く人を背景に入れ適度にボカすと、イイ感じに撮れました。絞りで被写界深度をコントロールできるレンズ交換式のデジタルカメラの出番です。

カタクリ 高山市清見町

例年の様に桜が終わらない内に季節の花々が咲き始め、あたふたとし気がつくとゴールデンウィークが過ぎていた・・・
とならない様、計画的に撮影しようと思う比呂池でした。

カタクリ群生地 高山市清見町大原
  

明宝小川のハナモモ トンネルを越えると広がる郡上の桃源郷

2022年4月23日

明宝小川のハナモモ

郡上の桃源郷と言われる「明宝小川のハナモモ」を撮影してきました。

明宝小川のハナモモ

明宝小川は、せせらぎ街道を明宝畑佐から、以前は県道(険道)86号に入り小川峠を越えて行っていました。

明宝小川のハナモモ

比呂池は昔郡上八幡に住んでいたことがあり、明宝小川へ車で行くことがありましたが、小川峠は2度と通りたくないと思っていました。

明宝小川のハナモモ

昨年(2021年)秋に小川峠をパスする待望の「めいほうトンネル」が開通し、40分以上かかっていた峠道がわずか10分で行けるようになりました。
めいほうトンネルマップ
旧道小川峠の連続する急カーブと比較して、こもれびロード&めいほうトンネルのカーブがいかに緩やかであることがひと目でわかります。

明宝小川のハナモモ

めいほうトンネルを出て、小川地区に入ると道路の両側に鮮やかなピンク&白が広がります。

明宝小川のハナモモ

小川きの里コテージ付近がもっともにぎやかです。

明宝小川のハナモモ

明宝小川のハナモモ

高山市周辺でも桃の花が美しい果樹園が集まる地域がありますが、果樹の場合は花が咲きそろうと同時に摘花作業が始まり、花の咲きそろう様子を撮影することは困難です。

明宝小川のハナモモ

ここ小川のハナモモは摘花作業はないので、果樹園と比べて長い期間撮影できるのではないでしょうか。

明宝小川のハナモモ

ハナモモの植樹は平成12年から始まったとのことで、立派な樹の隣には小さな苗木も植えてあります。

明宝小川のハナモモ

道路が良くなり、植樹もされているので、今後ますます郡上の桃源郷として有名になり訪れる人が多くなると思われます。  

枝垂桜の郷 高山市朝日町(+久々野町)で桜の撮影(2/2)

2022年4月22日

高山市朝日町の桜シリーズ続編です。

高山市朝日町
青屋神明神社
ライトアップ&リフレクションが美しいシダレザクラ
係りの方が軽トラックで登場し、篝火が点灯されました。


高山市朝日町
青屋神明神社
夕刻「暗くなるまでにはまだ早すぎるかな〜」と思って到着すると、すでに10台以上の三脚が・・・
前列はいっぱいだったので、比呂池は2列めに三脚をセットしました。
以前はひとり寂しくライトアップを撮影しましたが、この桜も有名になったものです。


高山市朝日町
青屋神明神社
ライトアップだけでなくデーライトでも撮影しました。


高山市朝日町
青屋神明神社
朝日のリフレクションもいい感じです。


高山市朝日町
浅井神明神社
建物をおおいつくす枝ぶりが圧巻です。


高山市朝日町
浅井神明神社


高山市朝日町
浅井神明神社


高山市朝日町
立岩神社


高山市朝日町
立岩神社


高山市朝日町
黒川天満神社
以前と比べ枝が少なくなったようですが、逆光で撮るといい感じです。


高山市久々野町
美女街道展望台(ここだけ高山市久々野町)
街道開通から約20年経過し、当時植えられた苗木は立派になってきました。
乗鞍岳を望む桜スポットになると思われます。


  

枝垂桜の郷 乗鞍岳を望む高山市朝日町で桜の撮影(1/2)

2022年4月21日

高山市街地の桜は散りましたが、周辺地域はこれからが春本番です。
ここ数日天気が良かったので、枝垂桜の郷と言われる高山市朝日町へ行ってきました。

高山市朝日町
飛騨川沿いにそろって立っているので「飛騨川三本桜」(と比呂池は勝手に呼んでいます。)
左奥の雪山は乗鞍岳 春の3点セット(桜・残雪の岳・タンポポ)はフレームに収めたいところです。


高山市朝日町
日の出の頃はドラマチック
堰堤で流れが止まり「飛騨川リフレクション」(と比呂池は勝手に呼んでいます。)


高山市朝日町
浅井神明神社


高山市朝日町
浅井神明神社


高山市朝日町
黒川天満神社


高山市朝日町
立岩神社


高山市朝日町
立岩神社


高山市朝日町
青屋神明神社
朝日町のシダレザクラの多くは、この神社の古木から採取した幼木を移植しています。


高山市朝日町
青屋神明神社
いわゆる、朝日町のシダレザクラの聖地です。


高山市朝日町
青屋神明神社
篝火を焚かれ、なかなか凝った演出です。

たくさん撮影したので、次回も朝日町の桜シリーズ(2/2)です。


  

満開の桜と中橋に並ぶ祭屋台との共演が撮影できないなんて

2022年4月13日

明日・あさって(4月14日15日)は、春の高山祭

桜 飛騨高山

コロナの影響で、待ちに待った3年ぶりの開催です。

桜 飛騨高山

例年、高山市街地の桜は春の高山祭の数日後に咲きそろいますが、

桜 飛騨高山

今年は祭にピンポイントで満開です。

桜 飛騨高山

しかし、天気が・・・
そのうえ、2日間とも・・・雨・・・

桜 飛騨高山

雨が降ると(降りそうでも)祭屋台は蔵から出てきません。

桜 飛騨高山

気象予報士資格を持つ比呂池ですが、
予報はできても、陰陽師の様に天気をあやつる術は残念ながら修得していないので、無力感にさいなまれます。

桜 飛騨高山

本州南に横たわる前線が、予報より南に移動することを祈るだけです。

桜 飛騨高山

そして夜祭は、コロナ前の2019年・2018年は2年連続雨で中止でした。明日中止となると5年も夜祭を撮っていないことになってしまいます。

城山 如意ヶ丘から

コロナの影響で伝統行事や民俗芸能の存続が危ぶまれていますが、比呂池の夜祭の撮影技能も存続の大ピンチです。

桜 飛騨高山

それにしても、この満開の桜と中橋に並ぶ祭屋台との共演が撮影できないことが、とってもくやしい〜比呂池です。  

「水戸野のシダレザクラ」白川町特産の茶畑に囲まれた巨樹

2022年4月8日

水戸野のシダレザクラ

先日、桜前線の北上を待てない比呂池は、「水戸野のシダレザクラ」(岐阜県白川町水戸野)を撮りに行ってきました。

水戸野のシダレザクラ

高山市からは国道41号を南へ2時間以上かかるので、なかなかたいへんです。

水戸野のシダレザクラ

庄屋渡邉家の桜で、樹齢400年、立派な石垣をステージにしたかのようにそびえています。

水戸野のシダレザクラ

周囲には遊歩道がめぐり、東側からは広がる茶畑といっしょに写せます。

水戸野のシダレザクラ

すぐ前の水田には水が張られ、ライトアップではリフレクションチェリーが撮れるようです。

水戸野のシダレザクラ

谷の対岸の山に上ると(車道があるので)、山裾に広がる茶畑に囲まれた桜を望むことができます。

水戸野のシダレザクラ

来週初めまで咲いていれば、ライトアップを撮りたい比呂池です。  

西に傾く半月と反保大橋 「づぼッ!」ても撮りたい飛騨の絶景

2022年3月10日

昨夜は空気が澄みイイ天気だったので、夜遊びに行ってきました。

反保大橋

半月(月齢8)が西の空にあり、星はそれなりにキレイに見えました。

月や星だけでも美しい写真になるのですが、やはり特徴ある構造物と合わせると絵になります。

雪がとけていることを期待して、高山市久々野町の反保(たんぼ)大橋を目指しました。

反保大橋

反保大橋は、2003年に完成し、長さ128m、橋脚の高さ26m、飛騨川にかかる歩道橋です。

比呂池の期待は見事に外れ、橋の上にはまだ雪が残っており、積雪は多いところで30cm以上あります。

反保大橋

西の空の月と橋脚をいっしょに写すには、橋を西から東に渡らなければなりません。

積もった雪の表面は硬く、比呂池だけの体重であれば大丈夫そうですが、レンズが何本も入ったカメラバックをかついで踏み出すと「づぼッ!」

反保大橋

すべて「づぼッ!」ではなく、2・3歩は大丈夫ですが、気を緩めた瞬間「づぼッ!」

雪国の皆さんはご存知ですが、飛騨地方では雪面を踏み抜いて足が雪に埋まることを「づぼッた」と言います。

他の人が歩いた跡に祈るような気持ちで、恐る恐る自分の足を踏み出しながら、なんとか目的の場所までたどり着き撮影ができました。

ひだ舟山スノーリゾートアルコピア
次に向かったのは、反保大橋から見えた ひだ舟山スノーリゾートアルコピア  雪面に月光が反射しまぶしいくらいです。

一之宮町のJR高山本線の踏切
帰りは、一之宮町のJR高山本線の踏切で

すべての画像は、
星を点として写したかったので、開放絞りでシャッタースピードは2〜6秒程度、
明るい星を大きく写したかったのでソフトフィルターを使用しています。

ブログをアップしながら、左ひざの内側の筋が今日になって痛くなり、さすっている比呂池でした。  

「青氷の滝」氷柱が青く大きく 真冬の天然の造形

2022年2月4日

青氷の滝

高山市高根町の「青氷の滝」の氷柱が大きくなっているというニュースを見て、撮影に行ってきました。

青氷の滝

青氷の滝は、飛騨川沿いに走る国道361号旧道の対岸にあり、20年程昔 比呂池が若かりし頃 中之宿トンネルが開通する前は車窓から見えていました。

青氷の滝
周囲の雪の白さとは違い、氷柱は幻想的な青色(シアン)です。

青氷の滝

人が水をかけ氷柱を大きくしたところは各地にありますが、ここはすべて天然の造形であり珍しいと思われます。


青氷の滝の入口
中之宿トンネル
「道の駅 飛騨たかね工房」から国道361号を東へ約700m
中之宿トンネル手前を左折し旧道へ


青氷の滝看板
旧道分技には立派な看板が



旧道は滝見学駐車場用に除雪され、乗用車10台は止めれそうです。


帰宅して画像を見て気づきました。
青氷の滝
滝の左側に氷の裂け目があり、赤褐色のガケが見えています。
拡大してみると、なんと氷点下なのに水が落ちています。

また、ガケに付着した植物(みたいなモノ)は緑が鮮やか。
もしかすると温泉が染み出しているのかもしれません・・・

青氷の滝