比呂池写真事務所 › 風景&町並み

御嶽山からのご来光 & 夕陽に染まる御嶽山 を撮影

2023年1月14日

御嶽山

ここ連日いい天気が続いたので、県道441号・御嶽パノラマライン(険道とも言う!・下呂市小坂町)へ行ってきました。朝2回・夕1回

御嶽山
日の出の時刻の7時になりましたが、標高が高いので、ご来光はまだまだ先です。


黄:今日の太陽
シアン:冬至
緑:春分・秋分

御嶽山 ご来光
7時50分、剣ヶ峰の右手からご来光です。

御嶽山 御嶽パノラマライン
カラ松林越しに太陽を写してみました。左手奥には御嶽山が見えます。

おことわり:ブログの幅が600pxしかないので、パノラマ画像は右回転90度でアップしています。パソコン・スマホを左回転90度してご覧ください。

御嶽山
朝は逆光ですが、次第に順光になります。

日本一の溶岩流
「日本一の溶岩流」をパノラマ撮影

御嶽山
雪が積もり白いので、ホワイトバランスを調整するとピンクが鮮やかに出ます。

夜明け前パノラマラインへ向かう時、朝日町(標高900m付近)の気温はマイナス10度近くまで下がり、標高の更に高いパノラマラインの気温が心配でした。

ところが鈴蘭峠(標高1210m)を通過すると気温が上がり?だし、パノラマライン(標高1400m付近)ではマイナス5度程度と、寒気はより低い場所に集まることが体感できました。

今回はたまたまこういった天気だったのですが、パノラマラインではマイナス15度以下になることもよくあります。人も車もカメラも完璧な積雪&防寒対策をして向かいましょう。

パノラマラインから下りて、朝日町内での撮影はこちら

  

今年最後の撮影は「越中五箇山 相倉合掌造り集落」

2022年12月31日

相倉合掌造り集落

昨日は、越中五箇山 相倉合掌造り集落(富山県南砺市)へ行ってきました。

相倉合掌造り集落

世界遺産の合掌造り集落は、国道156号に沿って北から
・相倉合掌造り集落(富山県南砺市)
・菅沼合掌造り集落(富山県南砺市)
・荻町合掌造り集落(岐阜県白川村)
があります。

相倉合掌造り集落

合掌造り自体は、どこも茅葺・切妻ですが、集落の雰囲気はそれぞれ特徴があり、3か所とも撮影したくなります。

相倉合掌造り集落

気温は0度くらい、湿った雪が降ったり止んだり、風は無いので木の枝には雪が積もり撮影には好都合です。

相倉合掌造り集落

集落内を撮影してから展望台へ向かいました。
クリップオンストロボを持つか迷いましたが、登り坂の雪道なので、レンズを標準ズームだけにし機材を最小限にしました。

相倉合掌造り集落

展望台に着くと雪が舞い始めました。
クリップオンストロボを持ってきて大正解です。

相倉合掌造り集落

しばらくすると雪は止み、青空が出ました。
1回の雪山登山(というほどハードではありませんが)で、どちらも撮れるとはラッキーな比呂池でした。
  

メルヘンチックなホワイトクリスマス これ以上のプレゼントは・・・

2022年12月24日

数日前から日本海側は大雪でしたが、昨日までは飛騨高山は積もっていませんでした。

飛騨高山
本町商店街

今朝は明るくなる前に目が覚め、外は一面ホワイトクリスマスイブ
30cm以上は積もり、まだまだ降り続いています。

飛騨高山
古い町並
降る雪を写したくて、クリップオンストロボをカメラに取り付け、撮影に出かけました。(ハイカイとも言う!)

飛騨高山
鍛冶橋
足ナガも雪に埋もれています。

飛騨高山
高山別院参門

飛騨高山
宮川朝市
この雪で出ているお店はありません。

飛騨高山
JR高山駅

飛騨高山
古い町並

飛騨高山
高山図書館 煥章館(かんしょうかん)
ひと晩止まっていると・・・

飛騨高山
東山寺町

降る雪にストロボが当たるとメルヘンチックに写り、クリスマスの飛騨高山らしい景色になりましたが、これ以上の(クルシミマス!)プレゼントは、謹んでご辞退申し上げたい比呂池です。  

「カキスマスツリー?」白川郷 合掌集落 雪景色

2022年12月21日

白川郷

昨日は、雪景色の世界文化遺産「白川郷」へ

白川郷

白川郷

白川郷としては積雪は少なめですが、写真撮影には程良い雪が降っていました。

白川郷

白川郷

荻町合掌集落には柿の木が所々にあり、シーズン初めは残り柿のあるの雪景色が撮影できます。

白川郷

白川郷

雪が降るとモノトーンの世界が広がりますが、残り柿の赤色がワンポイント

白川郷

白川郷

残り柿と合掌造りを、いかに同じ画面の中に入れるかです。

白川郷

白川郷

24-105標準ズームと70-200望遠ズームを使用し、ズームのありがたさが実感できました。

白川郷 カキスマスツリー
カキスマスツリー?
おやじギャグですみません〜m(_ _)m
今回撮影した中でいちばん形がいい柿の木です。
バックの合掌屋根もソフトクリームがとろけるかのようです。
  

「日本一の溶岩流」御嶽パノラマラインで絶景パノラマ撮影

2022年10月30日

昨日はとっても天気が良かったので、以前からねらっていた「日本一の溶岩流」を撮りに行ってきました。

御嶽山 岐阜県高山市朝日町 鈴蘭高原から
「御嶽山」 標高:3067m 岐阜・長野県境
鈴蘭高原(高山市朝日町)から撮影
道路沿いの林が伐採され展望が良くなっていました。

おことわり:ブログの幅が600pxしかないので、パノラマ画像は右回転90度でアップしています。パソコン・スマホを左回転90度してご覧ください。


御嶽山 岐阜県高山市朝日町 鈴蘭高原から
「御嶽山」山頂のアップ

鈴蘭高原から御嶽パノラマライン(県道441号)へ向かいます。
車窓からの景色は良いのですが、かなりの「険道!」なので脇見運転要注意!です。

日本一の溶岩流 御嶽山
「日本一の溶岩流」
道路脇に小さな看板が出ています。
日本一のわりにはとってもひかえめ!

御嶽山 岐阜県御嶽パノラマラインから
正面は御嶽山
正面下の深い谷は「兵衛谷」


御嶽山 と 日本一溶岩流 御嶽パノラマライン
「御嶽山と日本一の溶岩流」
3:2のフレームでは入らないので、パノラマで撮ってみました。
噴火で流れ出た溶岩が距離15kmに達し、長い期間をかけ雨水で侵食され深い渓谷がつくられた。
その悠久の物語を眼下に望むことができるとは、まさに絶景スポットです。


濁河温泉手前 御嶽パノラマライン
御嶽パノラマラインをさらに上り、濁河温泉(下呂市小坂町)近くまできました。
カラマツの黄葉が見事です。


御嶽山 濁河温泉
濁河温泉スキー場跡地付近から


御嶽山 濁河温泉
濁河温泉(標高1800m)までくると、さすがに御嶽山が迫ってきます。


帰路は夕刻に合わせて御嶽パノラマラインの絶景スポット「日本一の溶岩流」へ
御嶽山と日本一溶岩流 御嶽パノラマライン
「御嶽山と日本一の溶岩流」
尾根の黄葉が夕陽に照らされ、黄金の溶岩流のようにも見えます。


御嶽山 御嶽パノラマライン
左から
継子岳  :標高2859m
摩利支天山:標高2959m
剣ヶ峰  :標高3067m
継母岳  :標高2867m
  

紅葉が始まった乗鞍エコーライン 今シーズン初の紅葉撮影

2022年9月27日

9月26日、今シーズン初の紅葉撮影に、乗鞍エコーラインへ行ってきました。

乗鞍エコーライン

例年と比べ1週間程度遅れている感じですが、ところどころ色づき始めています。

乗鞍岳
左から、「剣ヶ峰(3026m)」「朝日岳」「摩利支天岳」
サマースキーでにぎわった大雪渓がわずかに残っています。
「乗鞍岳」は剣ヶ峰を主峰とする山々の総称で23の峰があります。

槍ヶ岳・穂高連峰
槍ヶ岳(標高3180m)・穂高連峰(標高3190m)方面の視界もバッチリです。

乗鞍エコーライン
乗鞍高原〜畳平のシャトルバスは、1時間に1本出ていますが、どれも3台編成。
岐阜県側の乗鞍スカイラインが通行できないことから、長野県側のエコーラインに観光客が集中しているようです。

乗鞍エコーライン
色づきが良いナナカマドを被写体に、バックの剣ヶ峰・朝日岳をいい感じにボカしてみました。

槍ヶ岳・穂高連峰
正面に槍ヶ岳と穂高連峰
自転車で降ると最高です!

乗鞍エコーライン
今後気温が下がると色づきが期待されるナナカマド

乗鞍エコーライン
高地で酸素が薄く歩くだけでゼイゼイの比呂池ですが、羨ましすぎる体力です。

乗鞍エコーライン
天気が良くても気温は低いと思い、かなり着込んできましたが、脱いでも汗かきそうなポカポカ陽気です。

乗鞍エコーライン
自転車はたくさん上がってくるし、カーブの先ではあやしいオヤジが写真撮ってるし、バスの運転手さんはたいへんです。

乗鞍エコーライン
乗鞍岳位ヶ原の紅葉は、今後の気温にもよりますが、今週末が見頃になると思われます。

位ヶ原山荘
今回は日本一高いバス停「標高2716m」から、乗鞍エコーラインを写真を撮りながら徒歩で、位ヶ原山荘(標高2350m)まで下り、シャトルバスで下山しました。

穂高連峰
午後になっても天気が良かったので、帰路は数年ぶりに国道(酷道?)158号「安房峠」(標高1790m)を通ってみました。
1997年中部縦貫道安房トンネルが供用開始になった以降は、ほとんどご無沙汰ですが、峠からの「穂高連峰」の眺めは素晴らしい!
  

琵琶湖の東岸「近江八幡」の古い町並み

2022年9月24日

近江八幡

9月中旬、滋賀県 琵琶湖の東岸に位置する「近江八幡」の古い町並を撮影してきました。

近江八幡

近江八幡

1585年(天正13年)、豊臣秀次により八幡山城の城下町として開町し、

近江八幡

近江八幡

後に、近江商人の商業活動をなす在郷町として繁栄しました。

近江八幡

近江八幡

1991年(平成3年)、重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。

近江八幡

メンターム 近江兄弟社
↑老舗製薬メーカーの本社

近江八幡

町並みは、近江商人の財力を表すかのような、立派なうだつや蔵が目立ちます。

近江八幡

また、八幡山城跡をとり囲むように「八幡堀」が巡り、

近江八幡

近江八幡

昭和40年代に埋め立てられようとしていましたが、今では、小型船による八幡堀めぐりや、有名時代劇のロケ地となっています。
  
タグ :近江八幡

夏の終わりの「馬瀬川大花火」 流石の尺玉も逆転層にはお手上げ

2022年8月28日

夏の終わりを告げる花火大会「馬瀬川大花火」が、昨夜(8/27)開催されました。

馬瀬川大花火

15時頃に到着し撮影ポイントをチェック
以前撮影した不動橋横は、すでに多くの三脚が立っていたので、更に下流の国道257号沿いで撮影することにしました。

幸い雨は降らない予報ですがムシムシし、歩くだけで半袖のTシャツでも汗ばみました。
18時頃、三脚を設置し待機していると、気温が下がってきて、半袖Tシャツでは寒く感じたので長袖のシャツを重ね着しました。

涼しくなりラッキーと思いましたが、これが後々大きく影響することになろうとは、比呂池は思ってもいませんでした。

20時、打ち上げがスタート
しかし、撮影できたのは最初の2発だけ・・・煙が滞留し花火がほとんど(まったく)見えません。

馬瀬川大花火
途中、何とか撮れたのはこのスターマインだけ・・・

通常は20〜30分で終了するはずが、煙が消えるのを待つため何回も中断し、結局1時間以上かかり、主催者の皆さんはご苦労されたようです。

煙は、風が無いため川上にも川下にも移動せず、そして上昇もせず、打ち上げ地点のすぐ上に滞留し続けました。

そんな時、比呂池の眼には、煙の上に広がる「逆転層」が見え(たような気がし)ました。

気温と高度の関係
↑気温と高度の関係
通常、気温は高度が高くなると下がります。「緑ライン」
平均的には100m上がると0.6℃下がると言われます。
花火の煙は、周囲の空気より暖かいので上昇します。
煙が上昇すると、周囲の空気はさらに気温が低いので、煙はさらに上昇を続けます。

「18時頃、気温が下がりシャツを重ね着したこと」を話しましたが、寒気の流入があったと思われます。
観測データがないので定かではありませんが、上流で降った雨が馬瀬川に流れ込み、川の水温が下がり、川に接した空気が冷やされ、地表付近の気温が低下したと思われます。


逆転層
↑【逆転層】
① 地表に寒気が流入し、

② 地表付近の気温が下がり、上層の気温は変わらないと、途中に「逆転層」ができます。
緑ラインはカクカク曲がっていますが、イメージで、実際はもっとゆるやかな曲線と思われます。

③ 上昇してきた煙は、逆転層で周囲の空気の方が気温が高くなるので、それ以上上昇できなくなります。


当時は無風状態であったこともあり、煙は、川上・川下へも移動できず、上空へ逃げようとするも「逆転層」でフタをされている状況で、

花火が見られない皆さん(比呂池も)はヤキモキしましたが、煙君はもっとタイヘンで、流石の尺玉の大迫力でも「逆転層」にはお手上げ状態でした。

馬瀬川大花火

今回「逆転層」のことを、ワルモノのように言っていますが、晩秋に見られる山の上から眺める神々しい雲海ができる仕組みも「逆転層」のおかげです。

来年こそは「逆転層」の発生がなく、尺玉がクリアに撮影できることを期待する比呂池でした。

【おことわり】
比呂池は気象予報士の資格を取得していますが、記事は観測に基づいたデータにより記載した記事ではありません。比呂池が現地で見たり感じたことを、気象状況に当てはめ推測しているだけです。また、煙のため上手に撮影できなかった「くやしさ」が満ちあふれていますので、ご理解をお願いいたします。

  

久々野大花火 破裂音&地響き 三脚に乗せたカメラも揺れそう

2022年8月12日

久々野大花火2022

昨日 8月11日は、岐阜県高山市久々野町で
「2022 ひだ桃源郷くぐの納涼夏まつり」が開催され、
お待ちかねの「久々野大花火」が行われました。

高山市久々野町

「久々野大花火」の撮影は、2018年以来の4年ぶり、前回は大雨の中、傘をさしながら撮影しましたが、今回はイイ天気です。

南風の予報だったので、旧国道の城下橋を撮影ポイントとしました。
打ち上げ地点からわずか400m、無数河川の水面の反射も期待できます。

久々野大花火2022

夕刻は比呂池ひとりでしたが、スタート時刻が近づくと人が集まりだし、
適切なディスタンスを保ちながら、橋の上は多くの人でほぼいっぱいになりました。

久々野大花火2022



今回の秘密アイテム(秘密!というほどのことはありませんが・・・)は「ハレ切り板クリップ」です。

2台とも超広角レンズで、右側のレンズはレンズが飛び出て、レンズフードがついていません。

橋の両側には大きな照明灯が設置され、照明灯の光が斜めからレンズ表面に当たるとハレーションやゴーストの原因になります。

ストロボシューに小型自由雲台 + Bクリップをつけ、ハレ切り板を固定できるようにしました。


久々野大花火2022

久々野大花火2022

打ち上げの間、風は多少弱くなりましたが南風のままで、煙は画面の右側に流れていきます。

久々野大花火2022

フィナーレの特大スターマイン連射は、ただただ圧巻、破裂音と地響きで三脚に乗せたカメラごと揺れるかのようで、その迫力はとても言葉に表せません。

久々野大花火2022

20時30分 スタート 〜 20時55分 終了と、長くはありませんが、とっても充実した撮影ができました。

久々野大花火2022

自家用車は指定の久々野小学校校庭に止めましたが、校庭から出るまで15分以上かかりました。
美女街道経由で高山市内へ帰りましたが、その間も車は数珠つなぎでした。

お断り:画像は複数枚をフォトショップで合成処理しています。  

飛騨高山市民花火大会 人生は逆風だけど花火撮影は順風で(2/2)

2022年8月8日

飛騨高山市民花火大会2022

8月6日に開催された「飛騨高山市民花火大会」(主催:岐阜新聞社・岐阜放送)の続編です。

飛騨高山市民花火大会2022

飛騨高山市民花火大会2022

打ち上げスタートの19時30分は、西の空に明るさが残っていましたが、次第に暗くなってきました。

飛騨高山市民花火大会2022

飛騨高山市民花火大会2022

来年以降の開催場所の発表はありませんが、比呂池個人的にはあと数回はスカイパークでお願いしたいところです。

飛騨高山市民花火大会2022

今回は南風の予報で苔川玄興寺橋下流で撮りましたが、風向きによってはいくつかの別の候補地を検討していたからです。

飛騨高山市民花火大会2022
ねらい通りに川面の反射も美しく撮れました。

飛騨高山市民花火大会2022

飛騨高山市民花火大会2022

大会の実施には予算的にも厳しいのもがあることは理解しています。
こうして比呂池が撮影できるのも、関係の皆様のおかげで感謝いたします。

飛騨高山市民花火大会2022
フィナーレのスターマイン

飛騨高山市民花火大会2022
画像を拡大してみると、スカイパークはもの凄いことになっています。

飛騨高山市民花火大会2022
フィナーレのスターマイン

お断り:画像は複数枚をフォトショップで合成処理しています。