グラスのハイライト

フォトグラファー 池戸比呂志

2015年02月11日 19:30

2015年2月11日



↑先日、撮影した「グラスとアネモネ」(黒バック)です。

黒バックでのグラスの撮り方は昨日のブログを見てね。
「白バック & 黒バック」http://hiroike.hida-ch.com/e680612.html

それなりには撮れているのですが、グラスに入ったハイライトが帯状で輪郭がハッキリと出ています。

また、右側の小さいグラスの開口部は円形ですが、ハイライトにより角張ったグラスに見えています。

どちらのグラスも卵形の球状グラスなので、帯状のハッキリしたハイライトはイメージにあっていません。


そんな訳で、撮り直してみました。


ハイライトを柔らかくするようセットを組んでみました。



バックは乳白アクリルに黒ケント紙を貼り、下は黒艶アクリルです。

カメラの左側にアートレを張り、右側と上部は写り込みを減らすため黒カボックで覆いました。

アートレの外側に置いた大小3枚のカボックで、ハイライトの形を整えます。

アートレ ⇔ カボック ⇔ ヘッド の間隔調整でハイライトのイメージが大きく変わります。

ハイライトをさらに柔らかくするため、ヘッド前面にトレーシングペーパーを張りました。

グラスなどの光モノは周囲の余分なモノが写り込むため、黒カボックで囲むことが多くなり、被写体の大きさの割にはセットはとても大きくなってしまいます。




↑前回の画像



↑今回の画像  ワイングラスのハイライトが柔らかくなりいい感じです♪


背景は黒ケント紙でしたが、黒の締まりをさらに良くするために次回は黒ウールペーパーを使ってみたいと思う比呂池でした。


朝イチ授業のため登校の途中ではお花屋さんが開店しておらず、当初は造花の薔薇を使っていました。

それを見たクラスメートのAさんが、セットを組む間に本物の薔薇を買いに行ってくれました。 

やはり、本物だとテンションあがります。「Aさん ありがとう〜」


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