比呂池写真事務所

久々野町特産くだものジュース 夏のイメージでスタジオ撮影

2023年6月13日

くだものジュース

高山市久々野町特産くだもの(りんご・もも)で作られたジュースをいただきました。

くだものジュース

お味は久々野特産なので保証つきです。
くだもののイラストがほのぼのとしているので、いつもの商品撮影をしてみました。

くだものジュース

うまく撮れたので、調子に乗った比呂池は以前撮影した久々野町の果樹園の画像を使って、「勝手にポスター」を作ってみました。

くだものジュース

夏のポスターに使った商品画像は、夏をイメージするライティングで撮影しました。

くだものジュース

夏の太陽の光は強く、日中の高度は高くなります。
スタジオ撮影でも、ライトをほぼ真上から当て、商品のカゲをくっきりさせると夏のイメージが表現できます。

スヌート
そして今回の秘密(というほどではありませんが)アイテムは「スヌート」です。
先端が細くなった円筒状で、ライトに取り付けると光は先端から真っ直ぐ出て、周囲には広がりません。
スヌート
スヌートは周囲に広がらず反射した光がないので、カゲがくっきり出ます。

多くの人は、夏の日中の光は強く、ほぼ真上から太陽が照らすため、カゲが真下にクッキリでることを経験的に理解しているので、スタジオライトでも同様の状況にすると夏を感じます。

比呂池写真事務所では、季節をイメージさせるライティングで商品を撮影します。
  

サンカヨウ 森のガラス細工 雨に濡れると透明に・・・

2023年5月15日

サンカヨウ  山荷葉

奥飛騨の森で「サンカヨウ」(山荷葉)を撮影しました。

サンカヨウ  山荷葉

花弁が雨に濡れると透明になるため、「スケルトンフラワー」「シンデレラのガラスの靴」「森のガラス細工」などの華麗な別名があります。

サンカヨウ  山荷葉

1本の茎に特徴的な大小2枚の葉をつけ、先端に6〜8つくらいの花が順番に咲きます。

サンカヨウ  山荷葉

数日で咲きそろいますが、最後の花が咲く頃には、最初の花は散り、咲きそろっているのを見ることがなかなかできません。

サンカヨウ  山荷葉

サンカヨウ  山荷葉

花弁が透明になった様子を撮りたいところですが、多少の雨ではそれほど透明にならず、2〜3日連続した降雨が必要のようです。

サンカヨウ  山荷葉

サンカヨウ  山荷葉

また、雨の降り方が強いと花弁が落ちてしまい、霧雨の様な弱い雨が数日継続する必要があるようです。

サンカヨウ  山荷葉

サンカヨウ  山荷葉
↑4月下旬に撮影 芽が出たばかりなのに、もう蕾がついています。

サンカヨウ  山荷葉

各地に分布しており、奥飛騨が終わると、さらに標高が高い 上高地 や 天生高原 等で見ることができます。
  

春の妖精「ニリンソウ」が例年より早く見頃 奥飛騨の森

2023年5月1日

ニリンソウ  奥飛騨

高山市奥飛騨温泉郷の森では、春の妖精ともいわれる「ニリンソウ」が咲き始め・・・というより、すでに見頃を迎えています。

ニリンソウ  奥飛騨

例年の見頃は、ゴールデンウィークを過ぎてからですが、今年は1週間以上早めです。

ニリンソウ  奥飛騨

ひとつの茎に2輪の花をつけることから命名されてますが、茎の根元にある2輪めの蕾がかなり大きくなっています。

ニリンソウ  奥飛騨

2輪めの花が咲きだすと、花の数は2倍になり森の中がとってもにぎやかになります。

ニリンソウ  奥飛騨

陽が当たる前は花弁を閉じていますが、陽が当たりだすと次第に開いてきます。

ニリンソウ  奥飛騨

比呂池は開ききった花よりも、開きかけの花が好きです。

ニリンソウ  奥飛騨

また、日中になると風が強くなり、揺れるのでアップでのピント合わせがしづらくなります。

ニリンソウ  奥飛騨

群生地に到着したら、最初朝の風の吹かないうちはアップの撮影をし、陽が当たり花が開き風が吹き始めたら、次第に広い範囲を写す撮影に移行すると効率良く撮影できます。

ニリンソウ  奥飛騨

今回はメジャーな群生地を避け、マイナーな群生地で撮影しましたが、ゴールデンウィークということもあり、3人ものヒトとすれ違いました。

ニリンソウ  奥飛騨

ヒトならいいのですが、クマさんとのすれ違いは避けたいものです。
  

ミズバショウとリュウキンカ美しい「池ヶ原湿原」塩谷TN供用でアプローチ改善!

2023年4月28日

池ヶ原湿原

池ヶ原湿原へ行ってきました。

池ヶ原湿原

標高950m 春はミズバショウとリュウキンカ美しい、岐阜県飛騨市宮川町にある湿原です。

池ヶ原湿原

高山市からは国道360号を北に進みますが、昨年夏に塩谷トンネルが供用開始となりました。

池ヶ原湿原

塩谷トンネルを出たところが、池ヶ原湿原への上り口で、アプローチが格段に良くなりました。

池ヶ原湿原

池ヶ原湿原へ前回撮影に行ったのは2018年、5年ぶりです。

池ヶ原湿原

駐車場からは車イスも通れる新しい木道が整備されていました。

池ヶ原湿原

イノシシの食害で今シーズンはミズバショウが少しさみしいとのことで、

池ヶ原湿原

今回はリュウキンカをメインに撮影しました。

池ヶ原湿原

湿原の周囲の森は芽吹き始めたばかりです。

池ヶ原湿原

ゴールデンウィーク後半には輝く新緑が楽しめると思われます。
  

春の高山祭 【夜祭】6年ぶり 大阪弁ビームの嵐の中で・・・

2023年4月23日

春の高山祭 【夜祭】

皆さんお待ちかねの 春の高山祭 【夜祭】の画像をアップします。

春の高山祭 【夜祭】
先頭は獅子舞です。

比呂池は、本町通り 筏橋(いかだばし)西交差点で、夜祭スタート2時間前にスタンバイし最前列をゲットしました。

春の高山祭 夜祭
神楽台

今回撮影の秘密アイテムとして、超〜広角15mmシフトレンズを持ち込みました。

春の高山祭 夜祭
三番叟

屋台は比呂池よりも背が高く、屋台全体を写そうとカメラを上に向けると、屋台上部が小さく(上すぼまり)写ります。

春の高山祭 夜祭
石橋台

レンズを上方にシフトすると、屋台上部の上すぼまりが補正され、垂直に近い状態で写ります。

春の高山祭 夜祭
龍神台

垂直に近い状態で写ると、屋台の存在感がアップします。

春の高山祭 夜祭
鳳凰台

撮影途中、大阪弁ビームの嵐を発射しまくるオバちゃん(たぶん)が、比呂池の背後にピタッとつきました。

春の高山祭 夜祭
麒麟台

オバちゃん(たぶん)は、大阪弁ビームの嵐を発射しまくって、すぐ前の人を排除し、次第に最前列に到達する作戦のようです。

春の高山祭 夜祭
青龍台

比呂池は、オバちゃん(たぶん)の発射しまくる大阪弁ビームの嵐の中、集中力を切らさず撮影を続けました。比呂池もクリップオンストロボビームを発射しながらの撮影です。

春の高山祭 夜祭
五台山

途中でバスの出発時間が近づいたようで、大阪弁ビームの嵐を発射しまくるオバちゃん(たぶん)は帰って行きました。

春の高山祭 夜祭
琴高台

(たぶん)と書いたのは、振り返って大阪弁ビームの嵐を発射しまくるオバちゃん(たぶん)の顔を見る勇気がなかったからです。

春の高山祭 夜祭
崑崗台

屋台行列が交差点を通過すると、比呂池は安川通りへ移動しました。

春の高山祭 夜祭
安川通りを進む 石橋台・三番叟

春の高山祭 夜祭
鳳凰台の見送り幕

春の高山祭 夜祭
古い町並を進む 龍神台

春の高山祭 夜祭
龍神台の見送り幕

夜祭は、21時終了の予定でしたが、22時を過ぎても蔵に戻らず動いている(俳諧している?)屋台が何台もあり、
6年ぶりの夜祭を皆さん満喫している様子でした。

次の秋の高山祭の撮影には「耳栓」も準備しようと思う比呂池です。

関連記事:

  

皆さん待ちわびた!春の高山祭 4月14日・15日催行

2023年4月21日

皆さんが待ちわびた 春の高山祭(山王祭)が、4月14日・15日催行されました。

 春の高山祭

高山祭の屋台行事はユネスコ無形文化遺産に登録されています。
15日は雨で屋台は蔵で待機でしたが、14日の昼と夜祭は屋台が曳き揃えられました。

春の高山祭 中橋にならぶ屋台
中橋に並ぶ祭屋台
左から 三番叟・石橋台・龍神台
3台並んだと思いましたが、1分たたない内に龍神台が移動・・・

春の高山祭
中橋を渡る 青龍台
例年より早く咲いた桜はなんとか持ちました。

春の高山祭
古い町並を進む 龍神台


陣屋前広場では、からくり奉納がおこなわれました。

春の高山祭
三番叟のからくり

春の高山祭
お面をつけます

春の高山祭
石橋台のからくり

春の高山祭
美女が獅子に変身し大暴れ!

春の高山祭
龍神台のからくり

春の高山祭
酒乱の老人を壺に入れ捨てたところ・・・龍神に変身し大暴れ!

春の高山祭
中橋を渡る大國台

雨とコロナの影響で2017年以来6年ぶりに行われた「夜祭」は次のブログでアップします〜

関連記事:

  

茶畑の1本巨樹 水戸野のシダレザクラ ライトアップ&リフレクション

2023年3月30日

水戸野のシダレザクラ

水戸野のシダレザクラ(岐阜県加茂郡白川町)が見頃を迎えています。

水戸野のシダレザクラ

水戸野のシダレザクラ

今シーズン各地の桜は、例年と比較しかなり早いペースで開花しています。

水戸野のシダレザクラ

水戸野のシダレザクラ

水戸野のシダレザクラも、昨年と比較し10日程度早いようです。

水戸野のシダレザクラ

水戸野のシダレザクラ

昨シーズンは昼間の撮影だったので、今回はライトアップも撮影しました。

水戸野のシダレザクラ

水戸野のシダレザクラ

風が無く、見事なリフレクションです。
しかし、絶好のコンデションなのにカメラマンはさほど多くありません。

水戸野のシダレザクラ

各地の満開時期が早く、重なっているので、カメラマンが分散したのではないでしょうか。
  

早春の「おしくらまんじゅう」 マッチする被写界深度はどれ?

2023年3月23日
フクジュソウ 高山市朝日町
高山市朝日町の福寿草群生地では、カワイイ黄色の花が見頃を迎えています。
フクジュソウ 高山市朝日町
今シーズンは雪が少なく例年より1週間程度早いイメージです。
フクジュソウ 高山市朝日町
陽が当たる斜面の花は開ききっていますが、ここは北向斜面なので、まだ蕾もあります。
フクジュソウ 高山市朝日町
斜面一面に咲いていますが、その中でフォトジェニックな花を見つけることが重要です。
フクジュソウ 高山市朝日町
開花したてで4本が密集(おしくらまんじゅう)している花を見つけました。
フクジュソウ 高山市朝日町
密集4本と隣の3本をタテ位置画面に入るようカメラをセットしました。
フクジュソウ 高山市朝日町

100mmマクロレンズで、絞りを1段づつ変えて撮ってみました。被写界深度が変わるとイメージも変わります。
f4

f5.6

f8

f11
皆さんはどの絞りの被写界深度がお好みでしょうか?

比呂池は、スマートホンの小さめな画面では被写界深度は浅め、A3サイズなど大きなプリントでは被写界深度は深めの方がイイ感じに思えます。